海外の緑化事情

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第3回 オランダの緑化事情

屋上緑化を保水の為に利用するオランダ

オランダは、九州より少し小さい面積の国で国土の大半が海抜0m地帯という山岳の日本と比べると、かなり環境が違います。海抜0mという水の国ともいわれ、その地のりを利用しているのが、有名な風車です。

 

ヨーロッパ各国の貿易が盛んになると、ウォーターフロントととして栄えてきたロッテルダム。近年では航空便の拠点となるハブ空港として、スキポール空港も有名です。この様に貿易が盛んな国ですが、やはりメインは農業国です。

 

風車も農業に活用されていますが、近年のIT革命によって、IT農業(スマート農業)の先端国としても有名です。世界的にも先端を行くオランダのスマート農業については

http://www.ryokka.org/topics/netherlands_smart.html

も参考にして下さい。

 

こんな緑の国とも思えるオランダでの緑化事情は、日本とは少し違います。もちろん緑化を増やすことで、地球環境に優しい国づくりという基本的なスタンスは同じです。

 

オランダ市街地では、「雨水は素早く排除する」という方針でした。しかしながら日本とは違い、インフラ整備が遅れており合流式下水道(生活汚水と雨水が同じところを流れる)が旧市街地にはいまだに多く、集中豪雨では容量オーバーとなり、汚水が川や湖に溢れるという問題があります。

 

そのため、インフラを整備して雨水を汚水とは別に排水する、分流式下水道への移行も推進されていますが、補助的な手法として降った場所で雨水を貯留、浸透あるいは蒸発させて排水パイプ(下水道)への集中的な流量を緩和するという考え方が採用されています。

 

そのため、屋上緑化を保水の為に利用することが一般的になっています。

 

ドイツでも同じように、保水としての屋上緑化が盛んです。国土が違いますしこれまで栄えてきた歴史もあります。街の発展は石畳がヨーロッパの特長です。日本は地道(土路)でしたが、戦後に著しく発展したので、下水道の整備が行いやすかったこともあります。

 

この様に、雨水処理の工程としても役立つ緑化。日本とは違いますが、ヨーロッパ的な用途ではあるものの、植物の蒸散作用の効果も期待できます。

 

手段や経路は違っても、地球温暖化の緩和という目的は同じです。

 

日本は独自の発展をしてきましたが、ヨーロッパと肩を並べる緑化大国となるよう、大日化成の緑化システムを広く広報していきたいと思います。


 

 

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