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第18回 二酸化炭素の増加により地球の緑化が進んでいることが判明

二酸化炭素の増加により地球の緑化が進んでいることが判明


2016年4月26日と少し前になりますが、NASAのWEBサイトに、二酸化炭素が増加したことにより、地球の緑化が進んでいることが判明したとの記事がありました。

https://www.nasa.gov/feature/goddard/2016/carbon-dioxide-fertilization-greening-earth

これは人工衛星(NASAの中分解能イメージング分光計と国立海洋大気局の高度超高分解能放射計の衛星データを使用)を利用して、地球全体の表面にある植生を調査したところ、35年前と比較して植物に被われている面積が、アメリカ合衆国の面積に匹敵するくらい拡大しているという。

しかもその要因の70%は「二酸化炭素の増加(濃度の上昇)」で、二酸化炭素の濃度が上げると光合成が増加し、植物の成長が促進されることが判っています。

これは単純に35年前と緑化面積を比較しただけのことで、その要因の一番の原因は二酸化炭素の増加であるということです。

二酸化炭素は植物が光合成を行う為には必要不可欠なもので、当然ながら二酸化炭素が増えることで植物の成長を促すことになります。

しかしこれは二酸化炭素が増えたからであって、その原因は地球気候変動の影響で温暖化、海面上昇、氷河や氷の融解、さらに深刻な気象現象があります。

強いて言えば、温暖化によって気温が上昇したことで寒冷地だったところ、植物の繁茂が可能な面積が増えたからだとも言われています。

二酸化炭素は地上から宇宙に放出される赤外線を減少させてしまうので、この赤外線が温度を上昇させていると言われています。

一見、緑の面積が増えているのは良いことなのですが、反面、これまでは寒冷地だった場所が植物が繁茂可能なくらいに温度が上昇しているからという背景があります。

また二酸化炭素だけではなく、窒素の堆積も原因の10%程度を占めるとの事で、化石燃料を燃やしてきたことが最大の原因である事は判明しています。

二酸化炭素にしろ、窒素にしろ現代社会の影響であり、産業革命以来地球温暖化が進んでいることは間違いありません。

温暖化の影響で増える緑化は、自然を犠牲にしているたまものです。

ですので、温暖化してしまったのは元に戻すことはとても困難ですから、温度が上昇しなくても緑化が増えることが推奨されるのではないでしょうか。

ですので、各国各地で人工的な緑化が推奨されて進んでいるわけです。

その一端を担う緑化資材を大日化成はご提供し続けて参ります。


 

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